ポリグルタミン酸型とモノグルタミン酸型の葉酸サプリ
ポリグルタミン酸型とモノグルタミン酸型の葉酸はどちらがいい
葉酸にはポリグルタミン酸型(食事型葉酸)とモノグルタミン酸型のふたつの種類が存在します。食品に含まれるほとんどは、ポリグルタミン酸型の葉酸で、加工食品などにはモノグルタミン酸型が含まれます。つまり、モノグルタミン酸型は科学的な加工がされた葉酸ということです。
葉酸サプリの場合にも同様で、天然の材料を使用したものはポリグルタミン酸型で、化学合成された葉酸サプリはモノグルタミン酸型の葉酸が含まれています。ただし、これらをはっきりと公表している日本のメーカーは、筆者が知る限りありません。
そもそも妊娠を意識している方や妊婦さん、あるいは授乳中の方が葉酸サプリを飲むのは、食事から摂りきれない量の葉酸が必要になるからです。
ポリグルタミン酸型とモノグルタミン酸型のどちらの葉酸が妊婦さんと生まれてくる赤ちゃんにとってベストなのかは言わずもがなだと思います。
化学合成の葉酸にもメリットがないわけではない
化学合成された原料を使用した葉酸サプリはメリットとして、天然型と比較して吸収率がよいことがあります。何にしてもメリットがあればデメリットがあるのは、世の中の常です。とはいえ、吸収率のよさが仇となり、適量を摂取したつもりでも過剰摂取してしまう可能性があります。こうなればデメリットになってしまいます。
もうひとつ化学合成された葉酸のメリットとして、品質の安定性は天然型よりよいというメリットがあります。かといって天然の葉酸の品質に問題があるかというと、そうではありません。メーカーによってしっかりと品質のチェックがされています。