葉酸には子宮を回復する効果がある
葉酸の効果で子宮回復がスムーズに!
葉酸には産後の子宮をスムーズに回復させる働きもあります。妊娠と共に出産は女性の身体を大きく変えます。産後に体型が崩れた!と嘆くママさんも少なくありません。
体型の崩れなら整体やヨガ、骨盤体操、エステなどで何とか回復できますが、出産をきっかけに深刻な骨の歪みや腰痛に悩まされる女性もよく聞きます。
出産の痛みに男性は耐えられないとよくいわれますが、女性が痛く辛い思いをするのは出産する日だけではありません。妊娠中お腹が膨れることで周りの内臓にも強い負担がかかっています。
産後は身体があちこち痛みますし、異常なだるさに襲われることもありますね。出血もしばらく止まりませんし、産後いかに速やかに子宮を回復させるかという問題も授乳婦さんにとって重要な課題です。
母乳育児にしても粉ミルクで育てるにしても、出産疲れなんていっていられないほど、すぐに慌ただしい生活が始まります。子宮の回復力を高め、貧血も予防してくれる葉酸対策は本当に大切です。
葉酸の不足と癌の関係
最近の研究で女性が葉酸不足に陥ることで子宮頸癌になりやすいことが分かっています。普段から葉酸摂取量が足りない方は後々癌化する恐れがある、子宮頸部異形成という病変を引き起こす可能性が高まるそうです。
アメリカでは1987〜89年に行った研究結果から、赤血球の葉酸濃度が低いほど、子宮頸部異形成の発症率が高いことを突き止めていました。ですからアメリカでは妊娠前から1日800μgの葉酸を摂取するよう義務づけていますし、パスタなどにも葉酸を配合するほど葉酸の摂取に関して厳しく管理しているのです。
妊娠、授乳中は特に葉酸不足に陥りやすい時期ですから、近い将来の子宮頸癌を予防するためにも葉酸対策は怠らないよう要注意です。