食べ物で摂る葉酸は吸収性が悪い
食事性葉酸の吸収性は葉酸サプリの4分の1
葉酸を食べ物で摂るデメリットというと「葉酸を食べ物で摂るデメリットなんてあるの?!」と驚かれるかも知れません。確かに葉酸は普段の食事から摂取するのが理想的です。ただ、葉酸を食べ物から摂る方法は吸収性の悪さがネックになります。
食べ物以外の葉酸摂取方法はサプリ、葉酸入りクッキーなどの栄養補助食品、健康食品がありますが、効率良く葉酸を体内に吸収させることができるのはサプリメントです。
食べ物に含まれる葉酸「食事性葉酸」はポリグルタミン酸型葉酸とも呼ばれますが、ポリグルタミン酸型葉酸は口で咀嚼後、一旦酵素で分解されサプリと同じモノグルタミン酸型葉酸に変化した後体内で吸収されます。
サプリメントは効率性を重視するため最初から身体の中で吸収される直前の成分、モノグルタミン酸型葉酸の形でカプセル化、タブレット化されています。
食事性葉酸は石油や化学薬品からつくられるDHC、ピジョンなどの合成葉酸サプリメントと比べ、吸収性が劣ります。食事性葉酸は葉酸サプリメントの4分の1程度しか吸収できないとされますから、厚生労働省でも食事と並行し、サプリメントなどで葉酸をしっかり摂取するよう推奨しているわけです。
葉酸は水と熱に弱い
各種ビタミンの中でも水溶性ビタミンに該当する葉酸は、水に溶けやすく熱に弱い厄介な性質があります。生のまま食べることができるため、食べ物の中でもっとも効率良く葉酸を摂取できるとされるゴールデンキウイも、単純計算では1個50μgの葉酸量で1日8個食べれば400μgの葉酸を摂取することができます。
けれど食事性葉酸の吸収率を考慮すると、恐らく100〜200μg程度しか補給できていないはずです。私もしっかり葉酸を摂取するために食事対策とドクターズチョイスのオーガニック天然葉酸を欠かさず服用していました。食事性葉酸は吸収性が悪いということは頭に入れておいて下さい。