授乳中によい飲み物と悪い飲み物
おいしい母乳とおいしくない母乳
葉酸も授乳中の母乳の質を左右する大事な栄養素ですが、母乳の質を下げるような脂っこいもの、脂肪分が多い食べ物はできるだけ控えましょう。同じ母乳でも赤ちゃんにとっておいしい母乳、おいしくない母乳があります。
授乳中もっとも避けなくてはいけない飲み物はアルコールですが、授乳中飲酒すると時間の経過と共にアルコールが体内で発酵し、ほとんど腐っている状態の母乳が分泌されます。
お酒を飲めない体質の人に無理矢理飲酒を強要しているようなものです。赤ちゃんにはちゃんと味覚があります。おいしくない母乳よりおいしい母乳を赤ちゃんに飲ませたいものです。
赤ちゃんにとってよくない母乳より粉ミルク育児の方がむしろ安全です。授乳中も禁煙できないお母さんの母乳は、ニコチンが原因で母乳が臭くなるそうです。せめてこの時期だけは、母乳の質を著しく低下させる嗜好品は我慢しましょう。
乳質をよくする飲み物、悪くする飲み物
アルコール以外にも、カフェイン、タンニンを多く含むコーヒー、紅茶、緑茶は授乳中乳質を悪くさせる恐れがあるので避けましょう。
いわゆる清涼飲料水も糖分、添加物が多いので控えるべきです。反対に乳質を良くする飲み物は、血液を浄化するといわれるたんぽぽ茶、たんぽぽコーヒー、私も愛飲しているルイボスティーなどがオススメです。
解毒力の高いどくだみ茶、ビタミンcたっぷりの柿の葉茶も乳質改善効果が高く、ほうじ茶や番茶、むぎ茶も安心していただける飲み物です。