うなぎには葉酸が多く含まれていますが
うなぎは妊娠初期に避けるべき?
うなぎ、正確にはうなぎの肝には葉酸がたくさん含まれています。100g中380μgの葉酸が含有されているので、串焼きやお吸い物もオススメです。
うなぎはそうそう頻繁に頂く食材でもありませんが、ビタミンAの影響を考慮すると妊娠初期は避けるべきなんて説もあります。蒲焼きだとカロリーも高くなるので、体重制限中の妊婦さんや授乳中のお母さんは食べ過ぎに注意したい食材の1つです。
うなぎの肝はレチノールや銅、ビタミンB群などの栄養価も高い食べ物です。偶に食べるぐらいなら妊娠中も問題ありません。でも、うなぎで必要な葉酸量を摂取できるかどうかという疑問は残ります。
うなぎの肝は肝吸いで頂くのがメジャーです。お好きな方も多くいらっしゃるでしょう。一人前の肝吸いなら肝の部分はせいぜい5gの含有量です。100g計算では葉酸が多い食材として認識されていますが、うなぎで必要な葉酸量を満たすのは現実的ではありません。
妊娠中のビタミンA摂取
最近は胎児の奇形リスクを避けるため、過剰にビタミンAの摂取を控える女性が増えているそうです。確かにビタミンAは葉酸とは異なって身体に蓄積される脂溶性ビタミンですから注意する必要があります。
でも、妊娠中も1日600μgから900μgのビタミンAが必要です。牛のレバーなら5g、うなぎの蒲焼なら1人前の3分の1ぐらいの量で、1日に必要なビタミンAを摂ることができます。
マルチビタミンタイプの葉酸サプリにはビタミンAも含まれますから、私は最初から純粋な葉酸サプリであるドクターズチョイスのオーガニック天然葉酸を服用していました。マルチビタミンタイプの葉酸サプリを飲んでいる方は、食事とサプリでビタミンAの過剰摂取状態にならないよう気をつけましょう。