妊娠中に摂取する葉酸の量が胎児に与える影響
妊娠中の葉酸摂取量は多くても少なくてもダメ
葉酸は水溶性ビタミンで、多少摂り過ぎても余分な分は尿や汗で自然に排出され、脂溶性ビタミンのビタミンAのように体内に蓄積されることは通常はありません。
通常はというところがポイントで、過剰摂取はやはり害になります。化学合成された葉酸サプリを摂取するなら特に注意しましょう。食事から、あるいは天然の葉酸サプリで摂取するなら、葉酸は熱に弱い性質があるので、むしろ多め位でも問題ありません。
とはいえ、摂取量は多くても少なくてもよろしくありません。ドクターズチョイスのような100%天然葉酸成分のサプリメントなら、食事と同じように消化されるので問題ありませんが、それでも毎日適正範囲内で葉酸を摂取するよう目指した方が安心です。
妊娠中は480μgの葉酸摂取を目標に
男性も女性も葉酸は1日240μg摂取するのが理想的とされます。子供が欲しい女性は妊娠する2〜3ヶ月前から葉酸を摂取しなければなりません。また、葉酸は男性が原因、女性が原因の不妊どちらにも効果があるということで、夫婦で葉酸サプリを服用しているケースも増えています。
妊娠中の具体的な葉酸摂取量ですが、日本の厚生労働省からは480μg、アメリカのFDAからは800μgが推奨されています。いずれにしても1日の上限摂取量は1,000μg、1mgになりますから、過剰摂取は避けましょう。
特に日本製葉酸サプリの大半を占める合成葉酸を過剰摂取することで、赤ちゃんが喘息やアレルギーに悩まされる確率が上昇してしまいます。
妊娠中の葉酸量が胎児に与える影響は予想以上に大きく、足りない場合は赤ちゃんの神経管欠損という先天性異常リスクを回避しにくくなります。もちろん母体にも影響があります。体内に必要な葉酸量が満たされていない状態だと、貧血や動脈硬化の可能性を高くしてしまいます。