妊婦さんが葉酸を飲むべき理由
赤ちゃんの成長に必要な葉酸
お腹の赤ちゃんのための葉酸とは分かっていても、なぜ葉酸を摂取することが赤ちゃんのためになるのかまで十分に理解できていない方も多いかも知れません。
葉酸は赤ちゃんの成長に、特に脳や脊髄の発達に欠かすことができない栄養素です。葉酸は赤ちゃんの新陳代謝を助ける役割や、核酸の一種であるDNAなどの合成にも深く関わっています。
赤ちゃんの正常な細胞を作るのに葉酸は欠かせないものとなっています。葉酸が主に妊娠に関係しているものとして認知されていますので、男性には関係ないかといえばそうではありません。妊娠、男女に関係なく人間には必須の栄養素でもあります。
葉酸は妊娠前から必要
葉酸は妊娠を計画した時期から摂取する方がよいとされています。その理由というのは、やはり先天異常を極力避けるためです。妊娠前、つまり妊娠を計画した時より葉酸を摂取しておく方がより可能性を回避できます。
普段の食事からも葉酸は摂取できるわけですが、妊婦さんでも必要量が摂取できているのは約4割、女性全般で見ると半数に満たないとされていますので、妊娠に関係なくても意識して葉酸が多く含まれている食品を摂ることも大切です。
授乳期にも必要な葉酸
葉酸は妊娠を計画して〜妊娠して3ヶ月間が一番重要な葉酸を摂取する期間となりますが、授乳期にも通常より多く必要な栄養素であることに注意が必要です。
葉酸は先に書いたように赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素のひとつですから、授乳期にお母さんの摂取する葉酸が不足すると、赤ちゃんの成長に悪い影響を及ぼしてしまいます。
また、授乳期には葉酸だけではなく、赤ちゃんの成長のためカルシウムやビタミン類、たんぱく質なども積極的に取り入れる必要があります。