妊娠する前から葉酸は意識して摂取すべき
葉酸対策は妊娠前から必要
葉酸対策は妊娠を決意した時から始めましょう。妊娠が発覚してからでは遅い、という注意事項はたくさんあります。例えばアルコールも妊娠が分かってから禁酒しても遅い嗜好品ですよね。煙草は論外ですが、喫煙同様飲酒も胎児には非常に負担がかかりますから、お腹に赤ちゃんがいるのに気付かずに飲み続けてしまうと胎児性アルコール症候群のリスクを伴います。
妊娠初期、何度か少量のお酒を口にした程度ではほとんど赤ちゃんに悪影響は与えられないともいわれますが、度々大量飲酒しているようだと注意力が低下したり多動の可能性も高めてしまうそうです。
妊娠に気づいてからでは遅い
葉酸不足はアルコール問題とはまた別だと思うかも知れませんが、葉酸対策も妊娠が判明してからでは手遅れになる恐れがあります。
厚生労働省からも妊娠1ヶ月前から葉酸を食事とは別にサプリメントで1日400μg摂取するよう推奨されていますが、妊娠前後に葉酸対策に無頓着でいると赤ちゃんが健康的な脳や神経を形成することができず、先天異常を引き起こすリスクが上昇してしまいます。
実際、日本が欧米諸国よりも二分脊椎、無能症などの神経管欠損症の発症率が高い理由の1つとして、欧米諸国ほど葉酸摂取勧告が徹底されていないこと、それに予定外の妊娠率が約64%と高いことも影響していると指摘されています。